夏の想い出 ~ 2012年夏休み前半

Asako

2012年08月07日 23:26

一年ぶりの帰省。内地で二週間を過ごしてきた。

いつも生活している土地を離れ、じいちゃんばあちゃんたちと過ごした二週間。

前半は都会に住む義両親の家に。
百貨店へ行ったり、電車に乗ったり、水族館に行ったり。

後半はド田舎の私の実家に。
海遊びにメダカ取り、畑で野菜の収穫などなど。

両極端な環境だけれど、それぞれの違いがまた楽しくもある。

私の両親と過ごして数日が過ぎた頃、娘は元大工の父に釘の打ち方を習い、
数時間を二人きりで過ごしていた。
その後、娘とトマトの収穫をしていた時に突然娘が言った。

「さちかね、おじいちゃんとお話ができるようになったよ。」

普通なら ちょっと笑うところかもしれない。
でも娘はこう付け足した。

「どのくらいの声で話したらいいかわかるようになったよ」

私はハッとした。
なぜなら私の父は昔から耳が遠い。
今でこそ補聴器を付けているが、甲高い子供の声は聞きとりづらいらしく
娘が話しかけても話が通じていない場面を、それまでに何度か見かけていた。

私達兄弟は、昔は補聴器のない父が当たり前だったので、今でも父に話しかける時には
無意識にゆっくり・はっきりと話しかけていた。

父と二人きりで過ごして初めて、娘は『じいちゃんは耳が聞こえにくい』ということを
体感し、聞きとってもらえる音や速度を学んだと思われる。

必要に迫られての事だったんだろうけれど、子供の順応性というか、チャレンジ精神は
本当にすごい。
そしてそれが大した事だと思ってないところが、また子供のいいところではないかな


じいちゃん・ばあちゃん・おじちゃんたちに一年分甘えて沖縄に帰ってきた夜は・・・

娘はやっぱり寂しくて泣いていた

まぁ、寂しさを経験できるのも、ありがたい事だと思わなければ

未来に向け、親子共に充実した日々を過ごした夏休み前半でした

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