プレゼントの意味
娘の誕生日が夏過ぎのため、今年も帰省の時に義両親がプレゼントを買ってくれた。
娘の要望で少し大きめのおもちゃ。
一般的な家庭に比べ、割とおもちゃは少ないほうではあるけれど、我が家の
アパートの収納スペースには当然限りがあるため、新しいおもちゃの置き場に苦戦中。
古いごちゃごちゃした物を処分しスペースを作ろうかな、と思いつつ
まずは娘にどうすべきか意見を聞いたところ・・・。
「そうだ!昨年誕生日にもらったおもちゃを捨てて、そこに置こう!」と言い出した
いやいやいやいや、ちょっと待って!
一瞬のうちにいろんな考えが自分の頭を駆け巡った。
それって正しいのか?それって名案なのか?そうすべきなのか??
瞬時に いや、絶対おかしい!という結論に達し、
私 「ねぇ、それっておかしくないか?新しいおもちゃの置き場所がないから、
昨年のプレゼントを捨てるの?もういりませんて?まだ新しいのに?
それ、おじいちゃんやおばあちゃんに電話して説明できる?
置く場所がないから捨てますって、自分で言える?」
娘 「・・・」
私 「おじいちゃんやおばあちゃんは、さちかを喜ばせようと思ってプレゼントを
買ってくれてるんだよ。単にポイって物をくれただけじゃないんだよ。
そのプレゼントにはおじいちゃんやおばあちゃんの気持ちがこもってるんだよ。
それを置き場所がないからっていう理由で、ポンと捨てるの?」
と言ったところ・・・、
泣き出した
帰省直後ということもあって、義両親の気持ちは よ~くわかったんだと思う。
そう、どんなに小さなプレゼントでも、そこにはあげる人の気持ちがこもっている。
大人になるにつれ、そういった物でも処分を迫られる事は出てくるのだろうけれど、
娘はまだ小学一年生。
まずは物のありがたさや、贈り物をくれた人の気持ちをわかってほしい。
なぜその人は贈り物をくれるのか。
その贈り物にはどんな想いが込められているのか。
それにとことん使い古したのならまだしも、1年も経っておらず綺麗なままなのに。
豊かすぎる国 ニッポン。
物が溢れている国 ニッポン。
豊かすぎるがゆえに、ありがたみが薄れている気がする。
私達夫婦が簡単におもちゃを増やさない多くの理由はそこにある。
物の与えすぎはよくない。
足りないくらいがちょうどいい。
足りないと思っていても、世界的にみれば十分満ち足りた生活をしているのだから。
関連記事